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2019年4月【拾った豆】まとめ


【目を大切に】
暗いところで絵を描いても、目が疲れるだけで、
そんなに視力落ちないけど
それより太陽の下で絵を描くほうが物凄く視力落ちるので注意!!
特に学校とかでやる
外でのスケッチやクロッキーは
影の中で描いてね!!!
目が焼けると視力戻らないって言われたよ

公共性が高いと判断して、日本雑誌協会から各社に届いた「5月1日即位で変わる天皇・皇族の呼称についての注意点」を要約し転載しておきます。

1)4/30午後5時から退位の儀式が宮中で行われるが、呼称が切り替わるのは5/1の午前零時から
2)「平成天皇」という呼称は諡(おくりな)なので絶対にNG



3)同様の理由で「令和天皇」も絶対NG
4)現在の天皇陛下→上皇、上皇陛下、明仁上皇、明仁上皇陛下
5)現在の皇后陛下→上皇后、上皇后陛下、美智子上皇后、美智子上皇后陛下、美智子さま
6)現在の皇太子さま→天皇、天皇陛下、徳仁天皇、徳仁天皇陛下、今上天皇



7)現在の皇太子妃→皇后、皇后陛下、雅子皇后、皇后陛下、雅子さま
8)現在の秋篠宮さま→皇嗣、皇嗣殿下
9)現在の秋篠宮妃→皇嗣妃、皇嗣妃殿下、紀子さま
(秋篠宮家の呼称については宮内庁でも検討中のところがあり、今後別の呼称が使われる可能性もあるそうです)














【引用元】

https://twitter.com/link_papa/status/1124108503201849346
https://twitter.com/tarareba722/status/1123161714088824832

2019年4月【Twitterで見掛けた素敵な言葉。】まとめ


朗報です。書類に消せないボールペンなどで「平成」と書きそうになった時、3画目までなら「令和」への修正が効くことを教えてもらいました。

付き合う前に確認するべき事項
・連絡頻度
・食べ物の好み
・お金に対する価値観
・性欲の強さ
・言語レベル

これらが合致していた方が付き合っている間のストレスが少なく、長続きしやすいです。お互いのことをよく知りもせず付き合うと上手くいかないのはこれらを確認していないからです。













【引用元】

https://twitter.com/Monyaizumi/status/1123557790671204352
https://twitter.com/jsmri510/status/1123594359599878144

角川書店:黒いピラミッド/福士俊哉

黒いピラミッド

▼ 第四章 ワディ・グール ▼

マーロウは、吸い込まれそうな真っ黒い眼で言う。「君は、誰だ?」唸り声が聞こえた。美羽のすぐ傍らに、アメミットがいた。これはオシリス神の審判だ。古代エジプトの死者の書に則れば、ここで真実の言葉を話さなければならない。そうでなければ、心臓はアメミットに食われ、無間地獄へと堕ちてしまうのだ。怪物になってしまうのだ。何を言うのだ。呪文があるはずだ、死の旅の途中で話す言葉。呪文は……! * 美羽は、目を開いた。「マアト・ケルウト!」古代エジプト語で〝声正しき者〟と叫んだ瞬間、揺れていた天秤が止まった。心臓と羽根は、直線状で静止した。天秤の釣り合いが取れたのだ。

角川書店:ししりばの家/澤村伊智

ししりばの家

▼ 第五章 家族会議 ▼

ししりばが人名なら別の調べ方がある。そう思って探したら出てきた。これで何となく見えてきたの。あの家に棲むモノの正体が」 * 「家を守り、侵入者を攻撃し排除する――師後庭家には大昔からそういうモノがいたみたいね。モノの名前があって一族がそれを姓にしたのか、あるいは師後庭家を守るから単純にそう名づけたのか。そこまでは分からない」

角川書店:死呪の島/雪富千晶紀

死呪の島

▼ P.269 ~ P.271 ▼

土曜男爵(バロン・サムディ)という名がついていながら、この国で彼にまつわる儀式は月曜に行われる。 * 儀式にあたって、呪術師はロアに憑依される信者(ウンシ)や、二つ一組の太鼓を奏でる信者、合唱をする信者をその場に呼び出していた。  * 祭司は山羊を彼のヴェヴェの上まで連れてくると、冷静な手つきで首を反らし、信者に見せつけるように屠った。用意された器になみなみと鮮血が注がれる。それをその場にいるものたちで回し飲みした。 * 太鼓のリズムは一層強く激しく場の空気を波打たせた。 * 祭壇の供物や、ヴェヴェの上に撒かれた木の実などを手当たり次第に暴食し、卑猥な言葉を叫び、タバコを吸うまねをして見せた。この憑依現象こそがバロン・サムディが呪いを作り出すことを承諾した証だった。 * 立ち並ぶ墓の中に、シルクハットを被り燕尾服に身を包んだ黒人の男が立っていた。彼はルネに鋭い瞳を向けた後、にやりと笑って踵を返し、霧の向こうへ歩き去っていく。その姿が見えなくなった瞬間、ルネは自分が祭壇に置かれたワンガの箱と見えない鎖で繋がれたのを感じた。――ワンガは自分であり、自分はワンガである。 * やがて儀式は終わり、その日からルネは呪いを解かない限り自由を与えられない<呪の奴隷>となった。作り出された<死のワンガ>は、呪いをかけられたものの傍に置かなくては意味がない。

新潮文庫:一夢庵風流記/隆慶一郎

一夢庵風流記

▼ 決闘ばやり ▼

『推参』とは遊女や傀儡子など雑芸をする者に特に許された慣習で、招かれもしないのに人の家を訪れ、いわば芸の押売りをすることである。

▼ 帰還 ▼

三成は自ら天下の才子と認め、今日までおよそ考えられる限りの傲慢さをさらけ出して生きて来た男である。実のところこの傲慢さは作り物だった。本来三成は義の人であり、繊細な文人であり、理想家、と云うより夢想家に近い人物だった。彼が直江山城守兼続の莫逆の友でありえた理由はそこにあった。兼続ほどの男を惹きつける人物が、倨傲に満ちた一介の才子であるわけがない。三成にとっての倨傲とは、その僅かなこといも傷つく柔らかく繊細な心を見すかされないための楯であり、同時に己れの夢想に賭ける一途さを容易に覗かせないための偽装だったのである。 * 慶次郎の前に立っているのは、夢が大きいためにいつまでたっても大人に鳴り切ることの出来ぬ一箇の餓鬼だった。夢を見て、その夢に裏切られ、どうしようもなく傷ついてしまった少年だった。

角川ホラー文庫:バイロケーション/法条遥

バイロケーション

▼ P.259 ▼

「そういうさ、『見られる』って事も大事なんじゃないの?絵って見られる為に存在してるんだから、見る人間を絞ってもさ。つってもこの部屋に飾ったんじゃ俺しか見る人間がいない訳だけど、それでも、いいじゃん」

▼ P.297 ▼

絵に例えてみようか。優しさを知らない人間は他人に優しく接する事は出来ない。何が優しさなのか分からないから。本当の美や愛を知らない人間が、画版の上にそれを表現する事が出来ると思う?」 

2018年11月【拾った豆】まとめ


だからいいたいのは、仕事辞めたらまずは福祉課に相談に行け。そんで家賃補助金もらいなさい。最大9ヶ月貰えるらしいから。そんで、その後にハロワに行って失業給付金の申請しな。そうすると、両方貰えるんだよ。でも、逆の順番だと貰えないんだよ。福祉課で直接聞いてきたんだ。

フリーランスで「実績を公開する権利をもらってない」のは、戦う前から負けてる。絶対避けなければいけない。実績非公開で1年プロジェクトに従事して得られるのは、「1年生きた」という空白だけになる。未来に積み立てられるものがない。実績が明記可能というのは、必須条件だ。

「猫が人にスリスリしたあと毛づくろいペロペロしてるのは、人の匂いをなめて味わって情報交換してるからだ」って話、動物行動学者の森裕司先生が書いたやつで、10ページ全部無料公開されてます!

https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu1962/31/11/31_11_714/_pdf/-char/ja

他にも可愛くて面白い話がいっぱいだから読もう、犬の話もあるよー

ドイツ文学専攻の友人に、「新大陸発見以前のドイツ人は何食ってたんだ? 麦とか支配階級しか食えんだろ?」と聞いたところ

「そら豆」が主食だったらしい

『だから「ジャックと豆の木」って昔のドイツ辺りを知るための重要な童話なんだぜ』
とのこと



認知症の家族がいる人にお伝えしたいのは
誰かが亡くなった時に、祭壇とかその認知症の人が喪服を着てその場にいることがうつってる写真を撮って置いた方が良いよ!
私は知らない聞いてないに対して、あなたはここにいたでしょ、でも悲しくてショックで覚えてなかったんだね…でかなり納得してくれる

馬鹿話なしで満足度が高い「大人」の飲み会の流儀

・人数4人以下
・質問主体で話す
・聞かれてない自分の話をしない
・人にアドバイスしない
・過去より現在と未来の話をする
・迷ったら「◯さんの今関心のあることはなんですか?」
・分からない人がいる話題はやめる
・二次会せず22時前に帰る


3歳児にトイレで、「うんこは流れてどこに行くの?」と聞かれたので調べてみました。

・品川で水が分離されて東京湾に流される
・汚泥は約7割が再利用され、残りは東京湾に埋められる
・再利用はセメントやコンクリ骨材など。メタンガスや炭化燃料で発電も
・伝統的にうんこ再利用に情熱ありそう

【引用元】

https://twitter.com/makimuuuuuu/status/1053248861634850816
https://twitter.com/TANAKA_U/status/1055684474594189312
https://twitter.com/swepwtf/status/1058274661979500544
https://twitter.com/pishi12a/status/1052445496487358464
https://twitter.com/BOHE_BABE/status/1038599863540142081
https://twitter.com/mako_yukinari/status/1041604595871412224
https://twitter.com/meiko0113/status/1055724567010803713

2018年11月【Twitterで見掛けた素敵な言葉。】まとめ




目標まであとどれくらい努力を重ねれば良いのか。多くの方が持つ疑問です。その答えは目標が叶うまで全て余分な快楽を捨て死ぬほど努力するとしか言えません。大体はこれくらい努力すればと思いがちですが目標を達成してこその努力なのです。それが嫌な人はへたに大きな目標など持たない方が良いです。

「仮病で会社を休むときは、ブリッジをしながら電話すると本当に辛そうな声が出るよ」と教えてくれた友達がお母さんになったようです。子供健やかに育ちますように。

もはや対話で人類を説得するのは不可能。滅ぼすしかない

俺も出典記載すればスクエニにお怒られな・・・いや、何でもない

人生で初めてクイーカ(楽しげな曲のバックでウホウホ鳴ってるやつ)を触らせてもらいました!めっちゃ楽しい!ウッホホホーホホ!打面に繋がった棒を濡れた布で擦って音を出します!

江戸時代のこと、祭りで集まった群衆に永代橋が耐えきれず崩壊、死傷者1400人以上という事故が起きたときに「永代と かけたる橋は 落ちにけり 今日は祭礼 明日は葬礼」って狂歌を詠んだ大田南畝さん。世が世ならTwitterでぶっ叩かれてると思う。

これはもう100万回繰り返したいくらい。学生のとき興味あるテーマで熱意をこめて語っていたら先輩の男性から「ゆかちゃん、そんな難しい話をしたらかわいくないよ」と言われたのを今でも覚えている。ちなみに夫は私のそういうところが面白いと思ってくれた人。

かなり前だけど、Hシーン執筆中にあまりエロく書けずに悩んでいたとき、ディレクターに「適当に実況させとけばいいじゃないですか」と言われたので「入ったぁー! これは大きい!」とでも書いてやろうかなと思ったことがある。

デッサン(素描)というのは上手い絵の描き方・方法論を学ぶためにやるんではないんです。いかに自分の眼に見えてるつもりのものが実際には見えてないかを自覚するためにやるんです。あれを繰り返すと、言語的把握に圧縮される前の視覚のRawデータを意識するようになる。(把握できるになるとは言わない) * 画材や技法はもちろん基礎から学んだ方がいいし、模写もたくさんすべきだけど、「こうすると上手く描けますよ」みたいな教え方をする先生に教わっちゃダメです。それは自分の作品にはなり得ない。「ボブの絵画教室」を見て描くとみんなボブの絵になる。

「化石は下に埋まっているので、昔は地球が小さかったのですか?」

この発想力…!
大人はつい笑っちゃうけど、でもこれ実はもの凄く論理的なんだよね。化石が地下にあるという事の理由を、自分の中にある知識を総動員して、すごく合理的に考えて疑問を導いている。
#夏休み子ども科学電話相談

いくつになっても怪我するまで遊ぶような大人でありたい。

クオリティの高さで語られてるうちはまだ足りない。好き嫌いで語られて初めて作品として成立するんじゃないか。と常々考えてる。

【引用元】

https://twitter.com/you629/status/1060681621215555584
https://twitter.com/IWATAYUKIO/status/1061454005220458496
https://twitter.com/ushihito/status/1062345707472834560
https://twitter.com/TTTtaku/status/1063096658689351681
https://twitter.com/TTTtaku/status/1065916453151338496
https://twitter.com/naporitan1946/status/1042602896590692354
https://twitter.com/toodooda/status/1033538050834423808 * https://twitter.com/toodooda/status/1033540740297584640
https://twitter.com/yusai00/status/1035336227539439616
https://twitter.com/BSJokerT2CRX/status/1036849287802417152
https://twitter.com/asta_konno/status/1038023377796063232

河出書房新社:日本を愛したティファニー/久我なつみ

日本を愛したティファニー

▼ 第一章 ティファニーを創った人々 ▼

「日本人のあなたが、なぜティファニーを?」私はまっさきに、作品が素晴らしいからです、と心から答えた。 * でも、アメリカ人に取材協力してもらうためには、ただ感動を語るだけではじゅうぶんでない。理屈での説得がいるので、私はいつも、こう付け加えることにしていた。「ティファニー家は、アメリカの歴史そのもので、興味が尽きません。メイフラワー号でやってきた清教徒を家祖にもち、未踏地を開拓して、世界企業を築いたのですから」ティファニー一族の歩みは、新世界の発展とともにあった。だから彼らを知ることは、アメリカ主導の現代が追いかけているものが何かを、理解することでもある――。アメリカ史を学ぶ。それがいちばんの眼目であると説明してから、ティファニー社が世紀にわたって斬新さと優れた品質を保ちつづけ、今も高い人気をあつめているのは驚きです、と誉め言葉でしめくくると、やっと、相手は、面白そうなテーマだと、膝を乗り出してくれた。

青い目で、端正な顔だちにはいささか釣りあいのとれない高く短い鼻は、ティファニー家独特のものだった。親戚たちはそれをTiffany Noseと呼んで、赤ちゃんが生まれるたびに、「うちの血だ」と、鼻を話題にしたという。

フレンチ・インディアン戦争においてインディアンがフランスと結ぶと、英国は焦って、手段を選ばず抗争にけりをつけようとした。インディアンへの残虐行為はとどまることを知らず、頭皮剥ぎが頻発し、天然痘患者が使った毛布を和解をよそおい贈り、村を全滅させたこともあった。これは世界初の生物兵器といわれている。人種の軋轢をその出発から業として抱えるニューヨークは、現代につづく細菌テロの発祥の地でもあったのだ。

講談社:恐怖小説 キリカ/澤村伊智

恐怖小説 キリカ

▼ 小説「不幸は出発の前に」 香川隼樹 ▼

副島くんはゆっくりと首を振ると、「作家になれる/なれないを分けるのは、負の感情や狂気をどれだけ抱えているかだ。そしてそれをどれだけ素直に発信できるか。結局のところは気持ちなんだよ」と、確信を込めた声で言った。

角川書店:ずうのめ人形/澤村伊智

ずうのめ人形

▼ 第一章 サダコ ▼

「俺がいま立てている仮説は、こういうものだ――都市伝説ってのは、『怖い話』の一バリエーションである。すなわち、怖い話が本来持つ、二つの『怖い』の柱のうち、片方だけに特化したもののことである――ってね」と言った。 * 「分からないからこそ怖い、というのは、逆に言えば『怖いモノが具体的に何であっても構わない』だからね。つまり、何を扱うか、何を描くかは問題ではない、ということだ。であれば当然、問われるのはテクニック――どう扱うか、どう描くかってことになる」 * 「いま言ったのは、怖い話の怖い要素、その一本目の柱だ。もう一本はね――怖い話が伝わり広がること、それ自体なんだ。それが恐怖を引き起こす

講談社:Ank:a mirroring ape/佐藤究

Ank:a mirroring ape

▼ 1 霊長類研究者 ▼

ヒトと類似念を隔てる、とてつもない距離の原点。つまり「言語」を持つものと、持たないものの分かれ道のことだ。われわれは話し、類人猿は話さない。 * テナガザルとおらウータン。この二種のあいだで、それは起きている。 * 彼らを隔てる進化のルート上に、別の巨大な裂け目が存在しているのだ。それは何か? * それは、鏡だ。 * 自分の鏡像を得ようとして、死に至るのだ。こういうことが起きるのは、ヒトに自己鏡像認識の能力があるためである。ヒトはおよそ一歳半から二歳までのあいだに、自己鏡像認識を獲得する。そして、鏡を見て自分の名を呼べるようになる。

ポプラ社:DINER/平山夢明



▼ Diva Premium Vodka ▼

「さっき、あんたは壁の文字を<読ん>だ。普通の奴は<眺め>はしても<読み>はしない。あんたが、あの暗号文をきちんと目で<読む>のを俺は拝見させてもらったよ。あれは俺たち捜査官が決して忘れてはならないものだ。シーザー22。アルファベット26文字を左へ二十二字ずらして読んである。JAPAN PNQOP、NEVER TRUST。【決して信じるな】。我々、潜入捜査官の魂を謳ったものだ」

新潮社:いまは、空しか見えない/白尾悠

いまは、空しか見えない

▼ 夜を跳びこえて ▼

人の深層心理に働きかけるような恐怖のイコン――排水口の長い髪、三本足の猫や、おびただしい数の手形などは不可能だから、優亜の髪を濡らしたらどうだろう。びっくりさせることで恐怖感を煽る”ショッカー”は、音――爆竹やガラスの割れる音より、何か場違いな音の方がいいかもしれない。意味が分からない、だからこそ怖い、そんな不条理さは、優亜の動作で演出できるか。

新潮文庫nex:グッドモーニング/最果タヒ

グッドモーニング

▼ 会話切断ノート ▼

わたしは考えるとき文字にしなければいけないと思っています。
やじるしをつなげていったりすると
たいへん考えることは面白いです
頭の中でするとわたし以外とそれが接続され
いつのまにか
根拠は現実に抹消されます
それもいいです
けれど

日記は考えるための道具でしかありません
わたしは悩みのない人間です
自分という存在にも
他者という存在そしてそれとの関わり合い
根本的な生命の意義
全てにこたえをだしています

宗教とはもともと
人格形成の軸として利用されていたのではないでしょうか
わたしは考える
といことが今、わたしがなににも追われていない理由であると
今こうして
じっとしていられるというのはこうして考えるためだと
思っています
考えは広がるとわたしの知る世界を網羅します
そして
今度は創造をします
いえはじめからあるものではるのですが
人類が認知できる以上の場に踏み込むのです
そのときわたしの体はおりまげられたまま息のみをしています

要するにそういうことです
考えるということは
宗教とおなじように
すべてに答えをだすことを可能にします
わたしに悩みはなく
わたしにとって希望はすべてを理解するということです
しかし
わたしは人を選び
時々その話をします
赤いカエルを見ました、昨日
夜の光のない場所で
赤く見えていました
ともだちが消え去ったばかりで
田舎の泥に埋まっています
冷たい風に冷やされ
歩くこともできず
たちあがろうとしてもすべてがわたしで大地がない
はじめに
あるのは健康であるという ことは実は嘘なんだけれど
何年もずっと
生きて
考える
歩む
ことはだいじです
それだけが
だいじです
考え、
だいじです)考えて
風の網に頬を裂かれる
生まれ変わること
だいじです)無い、
無い
ぶるぶる
見ているものだけが真実になりそうです)

集英社:天龍院亜希子の日記/安壇美緒

天龍院亜希子の日記

▼ P.98 ~ P.99 ▼

ふみかはついにグラスを空にして、溶けるほどに熱そうなため息を漏らした。目がトロトロ、こぼれそうにうるんでいる。電車、どうなってんのかな、とふみかがスマホをいじった。だらしなく姿勢が傾くと、シャツに詰め込まれた胸が腕に押されてさらに突き出て見える。 * 肉っぽい体つきの子とやるのは初めてで、ちょっとAVみたいで興奮した。ふざけて何回も体位を変えたし、普段彼女にはやれないようなことをした。ふみかも異常なくらいに濡れてて、頭に血が上った。職場の女の子を脱がすのはやばい。背徳感にチンポが溶けて、そのまま脳天を白くぬち抜かれそうだ。

▼ P.201 ▼

「でも少し話はずれるけど、もし君が彼を信じたいなら信じてあげたほうがいいんじゃないか。それが巡り巡って、君のためにもなる気がする」馬場先生は、象のような眼差しをしていた。「君が彼を信じようが、信じまいが、正直彼には何も伝わんらない。手紙を書くとか、直接会いにでも行けば別だけど。マサオカが君の想いに気づくことは一生ないだろう。だけど、君はマサオカを信じることで、自分が知り得ない誰かからの善意を信じることができる。自分が本当につらくて、どうしようもない時に、何の証拠がなくっても、もしかしたらこの世の誰かがどこかでひそかに自分を応援してくれてるかもしれないって呆れた希望を持つことができる」そういうことを信じられたら、我々は生きるのが少し楽になるかもしれないね、と馬場先生は言った。

新潮社:隣のずこずこ/柿村将彦

隣のずこずこ

▼ P.238 ▼

「死んだんだよ。これも権三郎狸のルール。狸憑きは死んだら、次の権三郎狸になるんだよ」 * 「これもルール。狸憑きを殺した人は、次の狸憑きになる。はじめちゃんは生き残る代わりに、狸憑きになったんだよ。だからはじめちゃんは、これからは私みたいに旅をしないといけない。後ろを権三郎狸、っていうか私に壊され続ける旅をね。お互い大変だけど、仕方ないよね。これからよろしくね。あはは」

角川書店:ぼぎわんが、来る/澤村伊智

ぼぎわんが、来る

▼ P.180 ▼

「でも、なんていうか、運とか、偶然とかは、確実に悪いほうに転がりますよ」真琴ちゃんは言った。どういうことだろう。わたしが訊くと、彼女はしばらく黙って、「みんな知らない間に、結果的に、悪いほうに動いちゃうっていうか。わたしは、具体的に誰が、どう動いたかまでは分かりませんけど、悪く動いてるかどうかは何となく分かります」

▼ P.239 ▼

「昔から人間は考えていた。自分そっくりのモノは恐ろしいと。見てはいけない、見たら死んでしまうとするら言い伝えていた。それは何故か?今の俺には分かる。少なくとも、分かる気がします」一呼吸置いて、「それは――自分の醜さや、おぞましさや、弱さや愚かさを目の当たりにするのは、耐え難いほど苦痛だからです。先生を見ていてイヤというほど分かりましたよ。おかげさまでいま最悪な気分です」拍子抜けした表情の唐草に「どうもありがとうございました」と慇懃無礼に言い捨て、俺は研究室を出た。

河出文庫:二匹/鹿島田真希

二匹

▼ P.7 ▼

青春。青く未熟な春と書く。しかし現実は冬そのものだ。それは閑散としていて単調だ。過去には確かにあった心躍らす節目はもはや無し。周期的な幻滅だけがやってくる。学校の廊下で外を見ていた明はやり切れない気分になった。そんな青春を象徴するのが、彼の学校からその最寄りの駅までの界隈だったからだ。

▼ P.97 ~ P.99 ▼

「俺だってさ、昔はあのぐらいの問題解けたんだぜ?でもさ、なんてたって俺も今、狂犬病だろ?すっかり解き方忘れててさあ」 * 明が純一の机の雑巾がけの作業に着手して、随分時間が経った。 * 「あんた、誰?」「え?」「悪いんだけど、掃除の邪魔しないでくれる?」

プロフィール

雪男

Author:雪男
Unidentified Mysterious Animal協会東京支部に所属するルポライター。記憶の一部を喪失し、「Eコース」の診療を受けつけてくれる精神クリニックを探している。

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