岩波書店:月の満ち欠け/佐藤正午

月の満ち欠け

▼ 午後一時 ▼

「なぜ?」と少女は言う。「なぜママはパパに自分の気持ちを隠したのか? それはね、それを喋っちちゃうとね……」小山内の耳もとに唇を近づけて、彼女は秘密を囁く。 * 喋っちゃうと、パパがつけあがるからね 言い終わると、数えきれないふうに彼女はくすくすと笑い出し、小山内の耳に鼻息を吹きかけてから唇を話す。

早川書房:悪童日記/アゴタ・クリストフ

悪童日記

▼ おばあちゃんの家に到着する ▼

「おまえ、ほかの子はどうしたんだい?」おかあさんが問い返す。「ほかの子って、どういうこと?」「牝犬は一度に、四、五匹、産み落とすのがふつうだよ。一、二匹は生かしてやって、残りは水に溺れさせるもんじゃ」

「敷布に毛布じゃと! 真っ白いシャツに磨き上げた靴じゃと! わしゃ、これからおまえたちに、生きるっていうのはどういうことか教えてやるわい!」

▼ 労働 ▼

「そういうわけじゃないよ。仕事は辛いけれど、誰かが働いているのを何もしないで見ているのは、もっと辛いんだ。ことに、その働いている人が年寄りだとね」

▼ 監獄で ▼

食事の途中、おばあちゃんが言う。「わしゃ、どうしておまえらがあの女を殺す気になったのか、何としても腑に落ちんのだがね? まあ思うに、おまえたちには、おまえたりなりの理由があったんだろうね」

▼ おかあさん ▼

従姉が町から帰ってきて、訊ねる。「何かあったの?」ぼくらは言う。「うん、砲弾が落ちてね、庭に穴が空いたんだ」

▼ おとうさんの再訪 ▼

「さあどうぞ、おとうさん。次の警邏隊がここに着くまで、ニ十分あります」 * そう、国境を越すための手段が一つある。その手段とは、自分の前に誰かにそこを通らせることだ。手に亜麻布の袋を提げ、真新しい足跡の上を、それから、おとうさんのぐったりした体の上を踏んで、ぼくらのうちの一人が、もうひとつの国へ去る。残ったほうの一人は、おばあちゃんの家に戻る。

新潮社;明るい夜に出かけて/佐藤多佳子

明るい夜に出かけて

▼ 第四章 ただの落書きなのに ▼

ジャンピング・ビーンは、実在する豆だ。正式にはメキシコトビマメ。アメリカやメキシコの土産物屋でも売っている。ひとりで勝手にはねる不思議な豆。種明かしすると、蛾の幼虫がもぐりこんで動かしてる。ラジオネームを考えていた中一の時、ネット拾った知識。

晶文社:文字を作る仕事/鳥海修

文字を作る仕事 (206x300)

▼ 理想の本文書体とは ▼

あるとき橋本さんは、書を学ぶ先生からこのまま書を続けるか活字を作るか、そろそろどちらかに決めたほうがいいのではないか、書の文字は枠からはみ出すような表現だが、活字は枠の中に収めるもので、正反対の表現だから両立はできないだろう、という趣旨のことを言われ、熟慮の末に活字制作の道をとる。

臨書には筆法や形を忠実に再現する「形臨」と書き手の気持ちに寄りそう「意臨」の二種類があることを教わった。さっそく『張猛龍碑』の拓本と、藤原鶴来著の『和漢書道史』を購入して勉強した。『張猛龍碑』は北魏の書で、時代は、北は六朝、南は隋であの書聖王羲之とかぶる。気候のせいか南の王羲之の書は柔らかく流麗だが、北の『張猛龍碑』の文字は直線的で右上がりの男性的で強い文字だ。筆法においては起筆が強く終筆はかるく筆の穂先を整えながら抜くような、書家・石川九楊氏の言うところの二折法で、隷書から楷書に移っていく過程の文字らしい。 * 私の普段書く文字がなよなよしていたので橋本さんは私に筆力をつけさせようとしたのかもしれない。

「本文書体の理想は『水のような、空気のような』っていわれるけどね」私が本文書体を作ってみたい、といったときの橋本さんの言葉だ。人によっては人間が文字を作っている以上「水のような、空気のような」文字は存在しないという。きっとそうに違いないが、だけど作り手としては個性に甘え、誰でもが安心して読めるというような公共性を忘れてはならない。 * またこうも言っていた。「不思議と文字には年齢が出るんだよね。書が上手いとか下手とかに関係なく、子供は子供らしい文字を、年寄りは年寄りらしい文字を書く」至言だ。

光文社新書 366:名画で読み解く ハプスブルク家12の物語/中野京子

名画で読み解くハプスブルク家12の物語

▼ 序章 ▼

その豪族から二、三代経た十一世紀初め、「ハービヒツブルク城habichtsburg」が建てられた(城砦の一部がスイスのブルックに現存している)。ハービヒトHabichtは「大鷹」、ブルクBurgは「砦」「城砦」の意で、ここからハプスブルクHabsburgの名称が生まれたらしい。いずれにせよ十二世紀に入り、この城を本拠とする子孫がハプスブルク伯爵を名乗り、当時点をもってハプスブルク家の始まりとされる。

「帝国」とは複数の民族と国家を統合した君主国のことで、「神聖」とは要するにローマ教皇から加冠してもらい、カトリックの盟主たるお墨付きを得たということだ。 * ちなみにナチスはこの神聖ローマ帝国(九六二~一八〇六)を「第一帝国」、続くプロイセンのビスマルク時代(一八七一~一九一八)を「第二帝国」、そして一九三四年から始まるヒトラー独裁国家(~一九四五)を「第三帝国」と呼んだ。

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実業之日本社:知っておいしいスパイス事典/実業之日本社・編

知っておいしいスパイス事典

▼ スパイスとは何か? ▼

スパイス(香辛料)とは、植物から採取された芳香のある根や幹、つぼみ、種子、果実、葉や茎などを、そのままあるいは乾燥させた後に粉状にして使う調味料の一種で、調理の際に香りや辛味、色を付けるために使用するものの総称である。

スパイスとハーブを分ける定義は諸説あり、厳密にははっきりしていない。 * スパイスはそのほとんどが食用で料理に使用するのが主だが、ハーブのなかには食用に向かないものもあり、薬用としても用いられている点、また、スパイスの原料となる植物には木も草も含まれるが、ハーブの原料となる植物は草のみである点などだ。

▼ P.185 ~ P.186 ▼



原書房:図説 世界史を変えた50の食物/ビル・プライス

図説世界史を変えた50の食物

▼ ケナガマンモス ▼

氷河のすぐ南には、広大なツンドラと創元gな広がり、激しい風雨を避けられるところに灌木や小さな木がまばらに生えているだけだった。こうした場所はマンモス・ステップとよばれることがある。 * 気候変動の結果、樹木が草原に侵入し、森林化するという現象が起きていた。 * いまもアフリカのサバンナにいるゾウと同様、マンモスの存在がその地域の樹木の数を抑制していたからだという。そのためマンモスがいなくなると、森が拡大しはじめ、開けた草原に適応していたほかの動物も絶滅に向かった。

自然乾燥肉 ★ 冷蔵庫の発明までは、塩が手に入らない場合、肉は自然乾燥が一般的な保存方法だった。まず、脂肪の部分をとりのぞく。これをしないと腐ってしまう。そして肉を薄くスライスしてから、火の上につるす。ただし、肉に火が通ってしまわないよう、火から十分離れた高いところにつるす。煙は肉の保存に有効なだけでなく、風味を加え、ハエを追いはらってくれる。数日たって肉が完全に乾燥したら、そのまま数か月保存できる。

▼ パン ▼

人類は草食ですむようにはできていない。人類の胃は、草をきっちり消化するには小さすぎ、人類の大きな脳は、草からとるエネルギーだけではたりない。

一行は大急ぎでエジプトから出たので―――中略―――この出来事から生まれたユダヤ人の伝統が、過越祭の7日間、粉と水だけで作ったマッツァーを食べることと、過越祭の前に、酵母をふくんだ食べ物(ハメツ)をすべて家の中からとりのぞくことだ。 * まずはカルパス。これはエジプトにしたイスラエル人の希望を象徴する緑の野菜で、パセリかセロリのことが多い。イスラエル人が奴隷となってから流した涙を象徴するため、塩水にディップして食べる。

またパンは、キリスト教の聖体の儀式(聖餐式)でも中心的な役割を果たす。 * この儀式の厳密な解釈が、1054年の大シスマ(東西教会の分裂)の一因になった。この儀式の際に酵母の入っていないパンを使うか、酵母入りのパンを使うかで、カトリック教会と東方正教会の意見が一致しなかったのだ。

▼ ラム肉 ▼

羊の野生の祖先は、いまも西アジアに生息しているムフロンだったらしい。 * 祖先のムフロン同様、最初の家畜化した羊は、ふわふわした羊毛ではなく硬い毛でおおわれていた。 * こうして肉も羊毛もとれるようになったことが、羊がヤギより広く飼育されている理由だ。また、ヤギは木の葉を好むが、羊は草を食べるので、草地では羊のほうがよい。つまり、ひとつの農地に作物と牧草が交互にならんでいるような混合農業では、羊のほうが管理しやすい。

▼ 牛肉 ▼

畜牛の祖先の野生種は、オーロックスという今の家畜種よりもはるかに大きな堂々たる野獣だ。ユリウス・カエサルによると、ゲルマニア遠征のとき、ゲルマニアの森でオーロックスに出くわしたという。オーロックスは攻撃的で、人間を見ると襲いかかってきたらしい。どうやら、気性の荒さは乳牛よりもスペインの闘牛の牛に近かったようだ。 * この狩りが成功すれば、大量の肉がとれるだけでなく、そんな攻撃的な大物をしとめられたということで、狩人の名も高まった。

説明できないものが見つかったとき、考古学者はたいてい、なにか儀式のためのものだ、と言うが、ネス・オヴ・ブロッガーの建物群の場合、この説明はどこから見ても正当と思われる。

フランス人はイギリス人のことを「ロスビフ」(ロースト・ビーフの意)とよんだりする。イギリス人は大きな厚切り肉を焼くのが好きそうに見えるためらしい。

▼ デーツ ▼

ナツメヤシは北アフリカと中東の砂漠地帯全体に広く分布しており、そうした暑く乾燥した環境でも育てられる数少ない栽培植物のひとつである。 * ナツメヤシの果実、デーツは数千年前からこの地域に欠かせない食品で、炭水化物と必須ビタミンの摂取源として、これに匹敵する食べ物がほとんどない地域では貴重な栄養源になっている。

イスラム世界各地を旅してまわった大旅行家イブン・バトゥータ(1304-1369年)は―――中略―――訪れた町やオアシスの繁栄ぶりをそこのデーツの品質で判断している。

▼ ビール ▼

ビールはじつは非常に湿ったパンなのだ、といってもよいかもしれない。パンもビールも基本的な材料はほぼ同じで、ともに酵母菌の醗酵が関与する。ただし、醗酵の目的は異なる。パンではふくらませるための醗酵だが、ビールの場合は、糖をアルコールに変えるために醗酵させる。

ギザの大ピラミッドを造った労働者は、報酬がパンとビールだった。

有名なのは1516年のバイエルンの「ビール純粋令」で、バイエルンのビールは大麦麦芽とホップと水だけを原料とする、と定めた法律だ。 * この法律は、小麦とライ麦をビール醸造ではなくパン製造に使わせるために制定されたが、やがてバイエルンのビールが高品質だということを示すしるしとみなされるようになり、ドイツの他の国でもビール純粋令を採用するようになった。

今日、世界中で圧倒的に多く売れているビールは、ラガーという種類のビールだ。ラガーというよび名は、ドイツ語で「貯蔵する」という意味の「lagern」から来ている。このタイプのビールは、バイエルンでは、夏にビールを低温に保つために洞窟で貯蔵していたことから生まれた。

▼ 大豆 ▼

中国の神話では、大豆を発見して栽培したのは神農だとされている。 * 神話によれば、神農の民たちはそれまで雑草と虫だけ食べて暮らしていたが、神農が聖なる五穀、つまり米、小麦、大麦、粟、豆(もちろん豆は穀物とはいえないが)を見つけ出し、五穀の栽培法と農具を考案してくれたという。

大豆は食べられるようになるまでに多くの処理が要るからだ。豆のタンパク質は、生の状態だと人間は消化吸収できない。さらに豆類には生体への毒性をもつ物質がふくまれているので、火を通してそうした成分を変性させる必要がある。

大豆はいろいろな食品を作るのに使う。豆乳からは「豆腐」が、蒸して醗酵させた大豆をすりつぶしたものからは醤油ができる。日本では、醗酵した大豆を用いて「味噌」も作られる。

▼ トウモロコシ ▼

三姉妹 * コロンブスの到来以前の中南米では、多くの場合、トウモロコシとマメとカボチャの栽培が農業の基本だった。この三つは「三姉妹」とよばれ(アメリカの1ドル硬貨の裏にきざまれたこともある)、たいてい同じ畑で一緒に栽培された。これも混植の一例で、各植物が畑全体に利益をもたらす。トウモロコシの高い茎は、マメのつるが這いのぼる支柱になり、マメは、根の根粒菌による窒素固定が土壌を改良する。そして丈の低いカボチャは、地面をおおって、雑草が生えたり土壌が乾燥したりするのを防ぐ。

▼ 麺 ▼

イタリアへパスタをもちこんだのは、以前は、かの有名なヴェネツイア人商人マルコ・ポーロだといわれていた。 * 研究によれば、結局のところ、パスタとマルコ・ポーロの関連話は、全米マカロニ生産協会が販売促進のためにもちだした小道具だったらしい。自分たちの製品にまつわるロマンたっぷりの物語で売り上げを伸ばそうとしたのだ。

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▼ 北京ダック ▼

北京ダックの特徴は、皮がパリパリなのに、なかの肉がまだしっとりしていることだ。こうなるようにするには、まず、アヒルの首の切り口から体内に空気を入れ、皮と脂肪を分離させてから、アヒルに麦芽糖のシロップを塗る。そして、炉の中にぶら下げ、高温であぶると、脂肪が滴り落ち、皮がパリパリに焼けて、こげ茶色になる。

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▼ キャビア ▼

キャビアはチョウザメ科の魚の卵を塩漬けしたものだが、キャビアといえば、とくにカスピ海に住む3種類のチョウザメが有名だろう。ベルーガ、オシェトラ、セヴルーガだ。 * いまや、カスピ海の野生のチョウザメ3種は、絶滅の危機にひんしている。とくに、もっとも人気の高いベルーガが危ない。今日販売されているキャビアのほとんどは養殖したチョウザメの卵だ。

キャビアを製造するには、まずチョウザメが生きているうちに魚卵を取り出さねばならない。魚が死ぬと、その酵素が魚卵の風味をそこなうためだ。次に、魚卵をふるいにかけ、卵を包んでいる薄い膜をとりのぞいて、卵ひと粒ひと粒をばらばらにしてから、洗って不純物をとりのぞく。その後、塩漬けにして缶につめ、氷点より少し低い温度で最低1年間冷蔵する。この間に保存処理プロセスが進む。

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▼ ゴールデンライス ▼



交通新聞社:気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている/村瀬秀信

気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

▼ 吉野家 ▼

そう、大事なのは「七味」なのだ。テーブル上にセットされた「吉野家」だけに許されし魔法のスパイス。アレの前では「吉野家」がお家の存続をかけてまでこだわった"米国産牛肉"も平伏せざるを得ない。そう。「吉野家」の牛丼はあくまでも七味があってこそ。あえて言おう。牛なんておまけなんです。アレは牛のダシが効いた七味丼なんですと!そもそも牛と七味の相性の良さは抜群。わが国でも古くから知られた伝統であり「牛に牽かれて」でお馴染み、かの善光寺にもその門前には八幡屋磯五郎なんて有名な七味屋がある。「吉野家」の七味はそこらのものとは全然違う。辛味と薬味がいい塩梅にブレンドされた七味は、大量に投入しても口当たりでの辛さはほどほど。鼻腔の奥にお上品な風味が広がる至極の一品。だがしかし、「吉野家」の七味は牛を選ぶ。この七味を他チェーンの牛丼に掛けても全然違う味になってしまうどころか、誤って競艇場のモツ煮込みに掛けてしまうと、途端に侘しさに飲み込まれてしまう混ぜるな危険な逸品。この七味の潜在能力を引き出すことができるのはどうしても「吉野家」の牛丼のみ。あの風味と辛味の絶妙なバランスは、世界中どこを探したってありゃしないのだ。

2017年9月【拾った豆】まとめ


Twitterで流行ったネタ年表

【どんぐりの保存方法】
・水に浮くどんぐりは虫に食われているので捨てる。
・5~10分ゆでる(中に虫がいるので…)。
・2~3日、風通しの良いところで乾かす。
・ニスを塗る。
だそうです。なるほどね~

最近知って衝撃だったこと。天の川の正体。

彼岸花とモグラについて分かりやすく説明します。モグラ、腹減った→土葬の遺体食ったろ→彼岸花と一緒に埋葬されてて食えない(もぐらよけ)彼岸花は有毒→もぐらキレる→堤防壊したろ→堤防に彼岸花植えられる→モグラキレる→田んぼ荒らしたろ→田んぼのあぜ道にも彼岸花植えられる→モグラブチギレ

最近「やんごとなき」をよくわからない使い方してるのよく見るなぁと思ってたんだけど、さっき某社のCMで「やんごとなき事情により」って書いてあって、「あー、『よんどころない』と混同されてるのか」と膝を打った次第。

あっ 何度か言ってるけど、締め切り前のカレーは要注意だよ!スパイスで食中体温が上がったあと、食後急激に冷めるので、眠気に覿面。。。同じ理由で唐辛子系の食事も睡眠導入になるから「眠気覚ましに辛いの食べよう」とかほんとバッドエンドフラグ

「エモい」が古語でいうところの「あはれ」とほぼ同じ意味ではないか、というツイートを見かけて、なるほどなと思いつつ、これを読んで真っ先に頭に浮かんだのは、『更級日記』で菅原孝標女先輩が初めて『源氏物語』の全巻を手に入れた際の心境を描写した、「はしるはしる、わづかに見つつ」は、 * これ、現代語訳すると「あぁ〜〜心がぴょんぴょんするんじゃ〜〜〜」だよなぁ、ということでした。

鳥の羽のふくふく感や体の立体感をどう表するかは、省亭にとって大きな技法的なテーマだったらしい。こちらの《月下五位鷺図》(部分)もとてもいい。鷺もですけど、この若楓(かな?)の葉っぱの、様式化したようでいて瑞々しい実在感のある表現には興奮しました。先日、東京美術から初の画集も出たの

【引用元】

https://twitter.com/YYSSZZWW/status/912598652710903808
https://twitter.com/vdgatta/status/911602738517098497
https://twitter.com/mocha708/status/907228205592993792
https://twitter.com/bozu_108/status/911140155527798784
https://twitter.com/kuruhowa/status/900615008014352385
https://twitter.com/spmnt_y/status/894310997355134976
https://twitter.com/tarareba722/status/892316628393771009 * https://twitter.com/tarareba722/status/892316795025072128
https://twitter.com/G_Shincho/status/840190788826931201

2017年9月【Twitterで見掛けた素敵な言葉。】まとめ


ちょっとイラッとして「チッなんだよ」と思いそうになった時、いかんいかん軽率にそんな事思ったらいかん と思って咄嗟に「どすこい」と思ってみたら驚く程楽しい気持ちにシフトチェンジ出来たからおすすめ

20代の頃、友人が40代の男性と付き合ってて、まぁ別れたんだけど、別れた理由の「(彼女と)同世代の友だちで集まったクリスマスパーティで、全員でかぶったトンガリ帽子が1人だけ異様に似合わなかったから」「なんかオジサンなんだよね」を思い出して1人で震えてる。そこらの心霊話より怖い。

今日はけものフレンズのレコーディングをしてきました!この前発表された、かばんちゃんとサーバルちゃんのデュエット曲の♪とっても可愛らしくて微笑ましいいい曲になったよ☺︎心を込めて歌いました!はやくみんなに聞いて欲しいな♪この曲を聞いた人たちが、微笑んでくれますように…* * 内田彩の迸るパワーを感じる

前に読んだ犬ブログに、虹の橋に旅立った犬の写真を見ていたら、犬だけの写真はたくさんあるのに自分と一緒の写真がなくて、たった1枚だけあったふたりで写った写真が、散歩してる時の影だけだったという話を時々思い出してせつない気持ちになるので、動物と暮らしている人はぜひ一緒に写真撮って!

返信先: @joy_j_jさん
雪男さん( @medeski02 )
ジョー・ウォルトン『英雄たちの朝』(ファージングシリーズ)
第二次世界大戦下のイギリスを舞台に、ありえたかもしれない世界を書く歴史改変SFにしてミステリです。おすすめです!
#今年ももうすぐ終わりなのでいいねした人に一冊紹介します

【引用元】

https://twitter.com/koumizusawa/status/912629130977435648
https://twitter.com/kojirowo/status/906872804913455109
https://twitter.com/aya_uchida/status/912745263034273792 * https://twitter.com/novyiykudryavka/status/912746303137865728
https://twitter.com/melicojp/status/906388248733220877
https://twitter.com/joy_j_j/status/807504731094429696

中公文庫:珍品堂主人/井伏鱒二

珍品堂主人 (215x300)

▼ P.22 ▼

「骨董は女と同じだ。他の商売とは違う。変なものを摑むようでなくっちゃ、自分の鑑賞眼の発展はあり得ない。骨董にも女にも、相場があるようで相場がないものだ。持つ人の人格で相場がある。なるほど骨董に惚れたとする。惚れるから相場があり、自分の発展がある。しつこく掛け合っていると、いつかは相手が売ってくれる。いつかは相手が、うんと云う。」これが骨董に対する、学生時代からの来宮の持論であるのです。

文藝春秋:松田さんの181日/平岡陽明

松田さんの181日 (205x300)

▼ 松田さんの181日 ▼

松田さんは役者として、力量のある人だった。コメディ上がりだから、人情の機微に敏い。東京生まれだから、軽みということを知悉している。映画狂いだったから、王道を弁えている。ではなんで無名のまま終始したかというと、ただ一点、華がなかった。

新潮社:劇場/又吉直樹

劇場

▼ P.193 ~ P.196 ▼

問題があるとすれば、東京で暮らす男女というテーマが、同時代の別の作家によって、ある種の滑稽な悲劇として、あるいは神話のようなものの一部として、作品化されてしまったことだろう。この主題を僕は僕なりの温度で雑音を混ぜて取り返さなければならない。 * 演劇は実験であると同時に発見でもある。演劇で実現できたことは現実でも再現できる可能性がある。

岩波文庫:紋切型辞典/フローベール

紋切型辞典

▼ う ▼

海 [mer] 底無し。無限の象徴。高尚な考えをもたらしてくれる。海辺に行くときはかならず望遠鏡を持参すべきである。海を眺めたら、いつでも「なんという水の量だろう!」と言うべし。

▼ と ▼

ドナウ川 [Danube] トルコにとってはルビコン川のようなもの。 * ルビコン川はイタリア中部の川。紀元前四九年カエサルがこの川を渡ってポンペイウスを破った故事にちなんで、「ルビコン川を渡る」と言えば、「重大な決断を下す」という意味になる。当時、オスマン・トルコ帝国の軍隊がドナウ川を越えれば、重大な事件になった。

2017年7月【Twitterで見掛けた素敵な言葉。】まとめ


壁に耳あり港にピアリ

この描写はよくわからないなあ。大人になったら分かるのかなあ、と思ったけど、僕はもう大人だった。

デビュー後、読み切り数本出たきりで消えてしまう人というのは、往々にして「毎月(でなくてもいいから頻繁に)何かを描いて提出する」ことをしなかったり返事が来ないことに腐ってやめちゃって担当と疎遠になる…というタイプが一番多かったので、自分はそれだけはならないようにしました(・ω・)

「スキルは無いですがヤル気はあります」ってのは、ヤル気を使ってスキル習得しろで終わりなんですよ。「ヤル気だけは誰にも負けません」ってのは、すでに各種技術を習得した奴にヤル気で負けてるの。
ヤル気みたいな数値化できない指標は怠け者が逃げ込む最後の穴になりやすいんで。

オタクの人達はよく作り話と現実分けろとか、所詮は絵じゃんとか言うけど、彼らは自分たちの愛する芸術と物語の力を信じてないんだよね。芸術と物語は人生に大きな影響を与えてるもの。良くも悪くもそういった力を持っているんだよ

なぜ年長者がはるかに年の若い人間に恋をすることが醜いかというと、自分の老いた現実から逃避しながらもその相手を言いなりにする手段としては、年齢を経たことによって得た立場や経済力や世間知を悪用しているからです。もちろん恋に落ちたと言いながらそれが通用しそうな相手をきちんと選んでいる。

【引用元】

https://twitter.com/sidewindersv/status/886058931381981184
https://twitter.com/inumaru_tsurumi/status/886385676798672896
https://twitter.com/highlander_tk/status/886561674441834496
https://twitter.com/shimaguniyamato/status/886865859565703169
https://twitter.com/TTTtaku/status/883532866449055744
https://twitter.com/papurika_dreams/status/808659300843339776

2017年7月【拾った豆】まとめ


麺を煮るときこうすると吹きこぼれないって聞いてやったらほんとに吹きこぼれなかった

昔歯医者さんに教わった「歯茎が腫れてきた時は歯垢が取れてないってことなので、歯間ブラシとかフロスを使って歯周ポケットも含めて念入りに掃除するとすぐ治る」「口内炎も歯間ブラシとかフロスを使って念入りに掃除して口内を清潔にしておけばすぐ治る」はマジ。

「紅茶が水分補給にならない」というのは、紅茶(のカフェイン)に利尿作用があって水分を体外へ出してしまうからなのです。なので夏場に紅茶飲んではいけないのではなく、紅茶を飲んだら水も飲む、というのが紅茶を楽しみつつ熱中症予防をする方法かも知れません(続く)

ふと気がついたけど、男性向け広告だと写真もイラストも圧倒的に明るくて笑顔の人物が多い。女性向け広告は鼻の毛穴ドアップだったり、顔貌が原因で暴行を受け苦悶の表情を浮かべる女性が主人公の漫画の一コマだったりする…性別を男性に設定してから視覚的にもすごく楽になった…


法務省に行って400円払うと、これまでの人生の出入国全記録を教えてくれる。運転免許更新のためにやったのだが、旅行の思い出などもリアルに蘇ってくるのでオススメかも。ライフログになるね。

フランス人女性に多い名前で日本のアニメやマンガでほぼ見かけないのが「イネス(Inès)」「ジャード(Jade)」「リル(Lilou)」あたりですかね。誰かどこかで使ってください。ナタリーやシルヴィ、イザベルあたりはオバサンのイメージ。エマ、ローラ、クロエ、アリスは今の子にも多い。

画家の友人が僕の夢を見たらしい。川に浮かんでいる星があまりにも綺麗で美味しそうだったから友人が食べようとすると僕が引き止め、『それは食べない方がいい。目が覚めればわかるよ。』と言ったそうだ。目が覚めた友人は夢の意味を調べ、僕に礼を言いに来た。星を食べる夢は死を意味するからだ。

野生動物は怪我や病気をして動けなくなったら飲食の確保ができず飢餓や脱水に陥る。以前、動物は脱水や飢餓状態で、脳内麻薬であるβエンドルフィンやケトン体が増えそれは鎮痛鎮静作用があるというのを読み、もしそうだとしたら神様の優しい配慮だなぁと思ったことがある。私の父は「動物は * 食べなくなったらその準備をしているんだ」と、なんとか食べて欲しい、何かが治るきっかけになるかもと鬼気迫る感じで実家のワンコにあれこれしていた私によく言っていた。その時は全く耳に入らなかったけど、結果、それが大好きなワンコに最後穏やかとはとても言えない辛い思いをさせることになった。

二重あごの改善のためには上を向いて30秒くらいそのままでいる運動をするとよいと聞いて取り入れてみた。なんか3日くらいであごのたるみが取れてきた気がする。マジで効いてるのか、気のせいなのか、あるいは別の要因だろうか

転勤族から見た「家を買うときの注意点」まとめ http://osaka-shoshi.holy.jp/tenkin-zoku  いやこれ賃貸族にもめっちゃ参考になりすぎるまとめやで・・・桜並木の前のマンションうっかり借りようと思ったことあったけど、葉桜の時期とか絶対つらいし。参考にすべき。すごい知見がつまってる。

twitter社が赤字になるのは、広告収入が少ないからだ。この理由としてターゲティング広告の出しにくさが一番に挙げられる。特定の地域にしか実店舗がないお店の広告を全国に配信しても仕方がない。例えばFacebookだと広告を出稿するときに地域・年齢・性別・言語をそれぞれ設定できる。 * (承前) twitterでもこのようなターゲティング広告は一応出せるのだが、多くのユーザーは、地域欄を正確に入力していない。「世界の果て、君の隣」「魔界都市《足立区》」「光の届かない闇の世界」「涙腺の先っちょ」などポエム入力欄だと思っているお前らのことだ。

【引用元】

https://twitter.com/okaimhome/status/882431140358795265
https://twitter.com/shh7/status/835643724302426113
https://twitter.com/TEA_S_POT/status/886527058054004737
https://twitter.com/hachiko_sh/status/887988265424347136

https://twitter.com/nishitanitadasu/status/888210208387850240
https://twitter.com/officeplaton/status/888914854110679040
https://twitter.com/Knji366/status/846746020658610178
https://twitter.com/hanamomoact/status/847710910042980353 * https://twitter.com/hanamomoact/status/847711189937160192
https://twitter.com/t_hirosaki/status/856503530793848837
https://twitter.com/muenchen1923/status/862665959198162945
https://twitter.com/yaneuraou/status/856292945670004740 * https://twitter.com/yaneuraou/status/856292983783604226

朝日新聞出版:星の子/今村夏子

星の子

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「あそこに変なのがいる」 * 「変なの?」「あれだよ。ベンチのところ」 * ベンチにはふたつの影があった。そこにいるのはわたしの父と母だった。「あれ?あれって……」と新村くんがいった。わたしの目はベンチにくぎづけだった。「二匹いるな」と、みなみ先生がいった。母は水の入ったペットボトルを持っていた。おもむろに手を伸ばし、隣りに座る父の頭の上の白いタオルに、その水をチョロチョロかけてやっていた。 * わたしには、そのすべてが見慣れた光景だった。それなのに、はじめて見たと思った。

新潮文庫:夏の庭 The Friends/湯本香樹実

夏の庭

▼ P.51 ▼

どうしてこんなヘンなにおいになるんだろう。答え。それは、ものが腐ったから。バナナも、お弁当のシャケも、缶詰のイワシも、もとはおいしかったはずなのに、いつか腐ってこんなに気持ちの悪いにおいになってしまう。ぼくはなんだかそれが不思議なことのように思えた。ものが腐るのは、ひとつの変化にすぎない。肉が煮えていい匂いになるのも変化なら、お酒が発酵して甘い匂いになるのも、食べ物が腐ってしまうのも変化なのに、ぼくはそれを『いい匂い』と感じたり、『いやなにおい』と感じたりする。変化にも『いい変化』と『悪い変化』があるんだろう。ぼくの手足がやたらとひょろひょろ伸びるのは、きっと『悪い変化』だ。

新潮文庫:西の魔女が死んだ/梨木香歩

西の魔女が死んだ

▼ 西の魔女が死んだ ▼

「まいにも、人には見せたくないものはあるでしょう」 * 「人は大人になろうとするとき、そういうものがどんどん増えていくんです。まいのママは……」と言って、おばあちゃんは、煙草とマッチの箱を取り出し、煙草に火をつけた。「あの部屋で大人になっていきましたから、そりゃあたくさんあると思いますよ」

「まいのパパはいつだってそのときの自分に正直なんですよ。まいに対しても、一人の人間として、対等で誠実でなければならないと思っているんです」

プロフィール

雪男

Author:雪男
Unidentified Mysterious Animal協会東京支部に所属するルポライター。記憶の一部を喪失し、「Eコース」の診療を受けつけてくれる精神クリニックを探している。

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